追悼文集

赤見紘子さん・河村陽子さんを偲ぶ

舟山幸夫(8期)


11月6日にMMCアルトの赤見さんの訃報を聞いてショックを受けたと思ったら、9日に河村さんの訃報。わずか5日の間に同年の2人も歌仲間を亡くしてしまいました。

赤見さん(旧姓田尻さん)とは同じ昭和15年4月生まれ、小学校の同級生で高校も同じクラス、中学・高校時代には「合唱部」でコーラスをご一緒し、私が大学2年の時に慶応の文学部へ入学され「楽友会」に入団3年間ご一緒にコーラス活動をしました。卒業後はしばらくご縁がありませんでしたが、「MMC」で再会、今年の6月の演奏会まで一緒に歌った仲間でした。余談ながら数年前に亡くなったMMCアルトの谷口博子さん(旧姓武田博子さん)も小学校で赤見さん同様同じクラス。ご縁を感じます。赤見さんは小学校から成績優秀で特に字がすごくきれいだった記憶があります。高校も同じクラスでしたが歌声も素敵で音楽にも詳しく、私の記憶違いでなければ確か一時「芸大」を目指されていたと思います。大学卒業後は素敵な旦那さんに恵まれオランダなどの海外生活送る中、2人のお子さんにも恵まれ素敵な人生を送り、一方でMMCの中心的なアルトとして活躍してこられました。正確な音程と素敵な低音が印象的でした。

  

一方、河村陽子さんは楽友会での同期卒団生。卒業時には男女それぞれ5人ずつ(女性は旧姓、林・門野・村田・佐々木・平塚さん)三田の図書館前で撮った卒業記念写真が残っています。その後は、皆さんご承知のようにNHKラジオ番組「ラジオ深夜便」を企画し、永い間ナレーターを務められていました。楽友三田会の新年会でお会いした時に「MMCで歌いませんか」とお誘いしましたが、ご縁があって成城大学のOB・OG合唱団で歌っておられたようです。それでも楽友会への思いは残っておられ新年会や演奏会へは足を運んでくださいました。そして2017年の「MMC25回記念コンサートでは小林亜星・信長貴富先生とのインタビューを軽妙にこなして下さいました。そのあとコロナ禍前には三門さんが幹事役を務めている「ウォーキング会」に何度か参加され一緒に語り合ったことが懐かしく思い出されます。いつも笑みを浮かべての対話。心温まる人でした。なお姉上様も楽友会OG(3期)です。

  
以上のようにふしぎなご縁のある2人の素敵な仲間とお別れすることになり寂しい限りです。心からご冥福を祈り拙文を寄稿しました。    8期 舟山幸夫

(2023/11/13

  


編集部 舟山幸夫さん(8期)より、赤見紘子さん(9期)と河村陽子さん(8期)の追悼文が寄せられました。

何と、赤見さんは小学校からの同級生とのこと。知りませんでした。

(2023/11/13・かっぱ)