診察を受けるまで3時間程待つので、この時間の有意義な過し方を考え、入院中の学童の学習指導のボランティア活動を思いつきました。私の主治医から、川崎病の発見者で、当時の小児科部長・川崎富作先生をご紹介いただき、1974年6月から友人と2人で週1回の活動を始めました。と同時に出身校の中等部、女子高、大学の同窓会誌で同志を募りました。
当初は、なかなかメンバーが安定せず1人になってしまったこともありましたが、細々と続けていたところ徐々にメンバーが増え、長期に活動する人も増え、週1回の活動が2回、3回になり、グループ結成20周年を迎えたときには、日曜日、祝日を除く毎日の活動できるようになりました。
この活動を長年支援してくださっていた東京都済生会中央病院の、当時の副院長先生のご紹介で、当院の小児病棟と整形外科病棟、神経内科病棟でも1992年3月から活動を始めました。3年後からはほとんどの成人病棟で、歩行の困難の方に代わって院内の売店に買い物に行ったり、昼食の配膳・下膳、昼食の介助、話し相手などもしたりしています。
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