リレー随筆コーナー
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モーツァルト「ピアノソナタ第8番」 |
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Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) |
このピアノソナタは、モーツァルトのピアノソナタの中では珍しく短調で書かれていますが、この曲は丁度彼が母親を亡くした頃に書かれていて、その頃の彼の人生が反映されていると言われています。 以前、本稿の「クラシック超入門@リパッティー」で、彼の「バッハ/主よ、人の望みの喜びよ」の演奏をご紹介しましたが、そのリパッティーが、このソナタでも素晴らしい演奏を残しています。 僕はこの彼の、「涙が出るような」第二楽章の演奏が大のお気に入りで、もし「無人島に行くとしたら、何の曲を持っていくか?」と問われたら、間違いなくこの演奏を選ぶでしょう。 |
You
Tubeで、「モーツァルト・ピアノソナタ第8番・K310、ディヌ・リパッティー」にアクセスして、その素晴らしい演奏をお楽しみください(これは、ブザンソンでの、彼の「告別演奏会(1950)」での録音です)。 |
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