リレー随筆コーナー

還暦を迎える楽友会モツレク


遠藤琢雄(7期)


今月(2021年12月)の27日に楽友会の第70回定期演奏会が開催されます。

メインステージはモーツァルトのレクイエムです。

このモツレクを楽友会が初めて定期演奏会で取り上げたのは1961年12月17日の第10回定期演奏会、今から60年前のことでした。

楽友会のモツレクは、めでたく還暦を迎えることになったということです。60年前の定演でモツレクを歌った者の一人としては感慨一入のものがあります。


第10回定演プログラム 1961

楽友HPの資料によれば、1961年のあとは67年、71年、77年、80年、84年、88年、92年、96年、とほぼ数年の間隔で演奏されてきましたが、その後はバッタリと途絶えてしまっておりました。今回は実に25年ぶり、今世紀に入って初めて(ちょっと大袈裟すぎるかな!?)の演奏ということになります。


第70回定演チラシ 2021

横山琢哉先生指揮のもとで67期〜70期の皆さんが歌い上げる“還暦のモツレク”、“蘇るモツレク”、とっても楽しみです。

そしてこれから先は、数年に一度でいいから“楽友会のモツレク“を歌い継いでいってもらいたいものです。

(2021/12/3)

    


編集部 珍しや遠藤琢ちゃん(7期)が、「心の中に湧き上がる思い」をメールに書いてきました。1961年は丁度60年前です。楽友会の定期演奏会で、初めてモーツァルトのレクイエムを演奏した年です。

岡田忠彦先生は、楽友会のメンバー誰もがモツレクを歌って欲しい。そのためには、4年毎に演奏会で演奏しなければと仰いました。我々にとってモツレクはそういう特別な曲という歴史を刻んできたのです。

それが、長く途絶えていたところ、25年ぶりに今年のメイン曲がモーツァルトのレクイエムとなったのです。昔人間には特別に感慨深いものがあります。文章を書くことが苦手極まる琢ちゃんが、書いてきたのです。余程の思いです。

⇒ 楽友会定期演奏会の歴史

(2021/12/3・かっぱ)


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