リレー随筆コーナー
|
|
|
昨年私は、新型コロナ禍のため、国際芸術連盟のオファーを幾つかお断りしましたが、すべての会が無事に済みました。 ジョイントでもソロ出演の為、当日初めてお会いし、会場も感染防止に確実に配慮されていました。 少し下火になった10月末、今年1月10日サントリーホールのニューイヤー・ガラ・コンサート出演を決めました。 私は、集客をお願いに皆様のご事情を伺うたびに、心を痛め、当日の演奏も心配になるほどでした。 |
|
そして当日、不安のまま出演し袖口に戻ると、未だ最後の出演者がいるのに、連盟の会長が、「心込め力強い演奏」と絶賛して下さいました。また今度ウィハン弦楽4重奏と共演したら等・・言われ、無事に演奏が済みホッとしたのでした。 我に返り、緊急事態にも関わらず駆けつけて頂き声援を下さったお客様や、これまで応援していただいた皆様に、感謝すると共にご健康をお祈りいたします。 |
そしてお世話になった恩師達の教えにも感謝し、これからも勉強を続けてまいります。 この記事を書かせて頂いた若山さんは、以前、私のコンサートの案内をご覧になり、笈田光吉氏をご存じだったのを覚えています。 私は、そこで素晴らしい音感教育を学びましたが2年後にお亡くなりになり、当時最高峰のピアニスト豊増昇氏に師事致しました。 豊増昇氏は、今ではご存じない方が多いかもしれませんが、指揮者の小澤征爾氏、左手のピアニスト館野泉氏の恩師でもあるのです。(2021/1/18) |
笈田光吉(1902-1964) |
■ ■ ■ ■ ■ |
|
|
|
|