リレー随筆コーナー
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57期OB岩崎慧一さんからバトンを引き継ぎました、60期の神竹光至(かみたけこうじ)と申します。随分時間が経ってしまい申し訳ございません。 私は2011年に慶應義塾大学に入学し、2014年の定演を以て引退した世代の1人であります。昨年の12月25日に楽友会の定期演奏会を観に行きましたが、当時の現役の1年生は68期だそうです。僕らの代から見れば8歳年下ということですね。卒業・卒団して少し経ったかな、と思っていたらもうそんなに月日が流れていたのですね。 それはさておき、私は現在某印刷会社でシステム関係の仕事に従事しています。(新卒で入社して以来、今も辞めずに頑張っています)仕事はそれなりに大変ですが、土日祝日は基本休めて有休も比較的取りやすいので、自分の趣味に費やす時間もそれなりに確保できています。 その中で、合唱は今でも私の趣味として今もやり続けています。現役で2年生の時は「多分卒団したら合唱やらなくなるんだろうなあ」と思っていましたが、歌い続けることになってしまいました(笑)。 ということで、今回は私の所属している合唱団の紹介をさせてください。私が現役の時に常任指揮者をやられていた栗山文昭先生とのご縁もあり、栗友会に所属している2つの団体で歌っています。 (1)
コーロ・カロス 特色として、普通の合唱曲も沢山歌う一方で、動きや演出を取り入れた合唱オペラ・シアターピースの作品にも積極的に取り組んでおります。それをベースに、「曲に込められた思いや感情を確りと観客に伝えられるようにすること」をモットーに、日々研鑽を積んでおります。 私がこの団に入ったのは第62回の楽友会定期演奏会終演後、レセプションで51期の高森有可さんに誘われたのがきっかけでした(高森さんもコーロ・カロスで歌われています)。
昨年の10月に、コーロ・カロスは2019公演を執り行いました。曲目は第1ステージにグノー作曲の「コラール・ミサ」、第2ステージにドビュッシー等作曲の「フランス合唱名曲集」、第3ステージに武満徹作曲の「混声合唱のための『うた』」、第4ステージに新実徳英先生作曲の委嘱初演作品、「混声合唱のための『さまよふ魂のうたー兵士たちに捧ぐ』」を歌いました。私がこれらの曲に取り組み始めたのは、実は5月に入ってから。「フランス語曲は発音が全く分からない…。日本語曲は和音が難しすぎて全然頭に入らない…。」と最初は途方に暮れていましたが、高森さんを初めカロスの先輩方に助けられ、本番当日自信を持って歌い上げることができました。そして何より、一昨年と昨年で楽友会の客演指揮者をやられた横山琢哉さんも、このコーロ・カロスで歌われています。私が現役の時、琢哉さんはアンサンブル・トレーナーとしていつも楽友会を助けてくださいました。楽友会で指揮を振り現役を指導する琢哉さんと、コーロ・カロスで合唱団員として歌う琢哉さんを間近で見ると、とても感慨深いものがあります。 (2)
Youth Choir Aldebaran
練習場が私の家から近いこと、私と近しい世代が沢山集まって歌うことの2つの理由で、結成当初からこの団に所属しています。ちなみに私の他にも多くの楽友OBOGがこの団に所属しています。 昨年は小規模のイベントが多数あった一方、大型で単独の演奏会はありませんでしたが、一昨年は寺嶋陸也先生作曲の委嘱初演作品、合唱劇「星の王子様」を演奏致しました。そして私がこの曲に取組み始めたのが実は本番の2か月前でして…。(カロスの時もそうでしたが、振り返ると結構私ギリギリの状態で歌っていますね…)怒涛の勢いで必死に練習しまくったのは良い思い出です(笑)。星の王子様は、「本当に大切なものは、目には見えない」という言葉を主題としていますが、それを感じさせる温かい音楽に包まれながら歌うことができて、歌い手ながらとても感動してしまいました。 このように、2つの団体で私は歌っているわけですが、この他にも栗友会メンバー合同でオーケストラ合唱曲も多数演奏しています。例えば昨年の7月では新日本フィルハーモニー交響楽団と共にドイツ・レクイエムを演奏し高い評価を得た他、毎年12月にはベートーヴェン作曲の交響曲第9番ニ短調作品125(第九)も歌っております。普通の日本語合唱曲からルネサンス時代におけるヨーロッパ各国の宗教曲、合唱オペラからクラシックオーケストラに至るまで幅広いジャンルの作品を経験できたことは、私のこの上ない素晴らしい経験の一つです。 それから、何より素晴らしいのは沢山の楽友会現役の後輩達が、私の所属する合唱団の演奏会を観に来てくれること。たとえば(1)でご紹介したコーロ・カロス2019公演の際に現役の後輩が最前列で多数固まって観に来てくれていたのを見た時は、嬉しさで胸がいっぱいになりました。 これからも、仕事と両立しながら合唱も頑張っていきたいと思っております。そして同じ合唱人として、また先輩として、楽友会で頑張る現役の後輩達を微力ながらサポートしてまいりたいと思っております。 今後の楽友会のさらなる発展と、現役の後輩たちが学生生活の最後まで楽しく歌い続けることができるように、心から願っております。 まとまりがなく書いてしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。 次のバトンは62期の千葉くんに渡しました。 大変申し訳ございません。3点ほど、追加のご案内をさせてください。 (1)
Youth Choir Aldebaran 第3回演奏会のご案内 (2)
Youth Choir Aldebaran 団員募集しております https://youthaldebaran.wixsite.com/home/blank 一緒に合唱ライフを楽しみましょう! (3)
コーロ・カロス 団員募集しております 共に楽しく、うたを歌いましょう! ■ ■ ■ ■ ■ |
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