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![]() 山岐 真作(33期) |
先日、行きつけの隠れ家ワインバーで32期の藤田さんと30年ぶりに再会し、リレー随筆のバトンをお受けしましたので、音楽に関連した近況を綴らせていただきます。
(1)地元FM局で楽友会のモツレクを放送予定 私は福岡に転勤して2年になります。福岡・博多と言えば「モツ鍋」で有名ですが、今回はモツ鍋ではなく「モツレク」のお話です。 地元地銀の会長さんと仕事を通じて知り合ったのがきっかけで、その地銀がスポンサーをしているFM番組に出演し、無事収録が終わりました。 FM福岡で6/24(日)19:00〜19:55に放送される「福岡ルネッサンス〜日本を変えよう、福岡から変えよう」という番組で、全体の2割は仕事絡み(福岡経済)の話、残りの8割はクラシック音楽談義です。 音楽談義の部分は、私が少年期から今まで印象に残ったクラシックの曲を紹介するというもの。流れる曲は、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番、武満徹の「波の盆」等ですが、私から局にお願いして、1984年12月、大学1年のとき楽友会定演で歌った「モツレク」から「Dies irae」を、会話中のバックミュージックとして流してもらうことになりました。当時の録音技術や芝郵便貯金会館(現メルパルクホール)の音響のせいで、本当に公共電波にのせてもらえるか心配でしたが、スタッフから「OK」と言われ、安心しました。
最近はradikoなどスマホのアプリで地方FM局の番組を聴けるようです。FMで楽友会のモツレクが聴ける貴重な(おそらく最初で最後の?)機会ですので、ご興味のある方は是非。なお、演奏会関連のCDや写真をわざわざ福岡に送って下さった同期のヒロロ(今岡裕子さん)に、この場を借りて御礼申し上げます。 FM福岡 ⇒ https://fmfukuoka.co.jp/program/main.php?id=20180613142416 (2)小唄 福岡では、博多芸者の唄や踊りを拝見する機会が時々あり興味があったのと、地元財界の方々から勧められたこともあり、昨年より小唄を習い始めました。 経験者はおわかりだと思いますが、まず始めに、師匠から縦書きの歌詞の横にミミズのような赤字の記号が添えられたものが渡され、師匠の三味線に合わせて唄います。音の上げ下げは何となくわかるのですが、音符ではないので、それを見ただけではまったく唄えません。1曲当たりたった2〜3分の長さですが、弱起、三連符、オクターブの跳躍など意外に難しく、録音した師匠の模範演奏を家で繰り返し聴いて覚えるしかありません。 学生時代、定演のオーディション前に、パトリが作って下さった自分のパートの音取りテープを繰り返し聴いて覚えるのとまったく同じ作業を強いられます。
発表会前には、朝の通勤時に歩きながら追い込み練習をしますが、小唄を知らない人にはとても奇怪な音楽に聞こえるみたいで、練習に夢中になっても、他の通行人は私を避けるように歩いてくれるので、人とぶつかることはありません(笑)。こうした修行の甲斐あって、1年あまりで名取になることができました。 https://fmfukuoka.co.jp/program/main.php?id=20180613142416 (2018/6/14) リレー随筆の次の執筆者につきましては、同期の学生指揮者だった尾高雄一くんが快諾してくれました。 (2018/6/17) ■ ■ ■ ■ ■ |
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