Editor's note 2022/5

 

 生誕100年(1922年生まれ)のジャズ人を紹介します。大正11年生まれ戌年です。毎年の恒例記事になりました。

例によって「Jazzにまつわる話」の中で私が記事に書いている人達です。

この企画は、5年前にVera Lynnというイギリスのお婆ちゃんが、目出度く100歳になったのがきっかけでした。お婆ちゃんは、昨年6月に103歳3ヶ月で亡くなりました。ジャズ界では最長寿の歌手です。

写真の下の「名前」をクリックすると関連するページに飛びます。名前の右は誕生月日。


Dolly Baker 2/7

61年に来日。40年間東京で暮した。私のジャズのお袋。80になる前年に帰米。2014年に亡くなるまで音信は続いた。


Duke Jordan 4/1

マイルス・デイビスを擁するチャーリー・パーカーのバンドのピアニストとして有名。喧嘩が強かったんでDuke。


Doris Day 4/3

このページの作成中に97歳で死去した。映画「知りすぎた男」のケセラセラは生涯のヒット曲。この写真、カラーだったのに。


King Pleasure 4/24

1950年代の初めに歌った"Moody's Mood For Love"はVocaleseの古典と言ってよい。


 Toots Thielemans 4/29

ベルギ―生まれ。ジャズ・ハーモニカの東の横綱。52年に移民、チャーリー・パーカー・オールスターズのメンバーとなった。


Judy Garland 6/10

『オズの魔法使』の"Over The Rainbow"はOZ Sonsのテーマソングだった。麻薬で変死しました。


Kay Starr 7/21

Johny Hertmanが51年に歌った"Wheel of Fortune"をカバーして52年のヒットチャート# 1になった。


石井好子 8/4

シャンソン歌手、石井好子が"Stardust" をホーギー・カーマイケルのピアノで歌ったことがあります。面白い話を聞きました。


Dickie Henderson 9/22

英国のコメディアンが、「One For My Baby」のパロディーを江戸サリバン・ショーで演じた。


Neal Hefti 10/29

57年に”Li'l Darlin'”をベイシー楽団のために書きました。翌年Jon Hendricksが言葉をつけました。”Girl Talk”を60年代に書きましたが共通性があります。

Norman Kaye

ラスベガスでフロア・ショーを妹とのトリオで始めた。"Stay"という歌を書いた。この歌を書いたのは誰かと探した結果彼のことを知った。

 


 1922年生まれのポピュラーソング
タイトル
作 詞
作 曲
Chicago Fred Fisher
Do It Again B. G. DeSylva George Gershwin
My Buddy Gus Kahn Walter Donaldson
Rose of the Rio Grande Edgar Leslie Harry Warren, Ross Gorman
Runnin' Wild Joe Grey & Leo Wood A.Harrington Gibbs
Stairway to Paradise Ira Gershwin & B.G. De Sylva George Gershwin
Toot, Toot, Tootsie Gus Kahn, Ernie Erdman and Danny Russo

編集後記 東京のコロナは今も毎日2−3千人が感染しているのに、緊急事態でも蔓延防止でもない。政府も何とか委員会も、こういう数字に慣れ切って日常化しているのだ。

(2022/5/7・編集部かっぱ)


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