慶應義塾大学混声合唱団楽友会

慶應義塾大学混声合唱団楽友会
第60回定期演奏会(報告)
 

岩崎慧一(57期・大学幹事長)
 

■日 時2011年12月20日(火)
 
■会 場「杉並公会堂」大ホール

― プ ロ グ ラ ム ―

♪第1ステージ♪

Take Him, Earth, for Cherishing
・詩:Prudentius
・訳:Helen Waddell
・作曲:Herbert Howells
・指揮:栗山文昭(常任指揮者)

♪第2ステージ♪

混声合唱「煉瓦色の街」〜日日のわれらへのレクイエム〜
・作詩:阪田寛夫
・作曲:大中恩
・指揮:杉山哲也(学生指揮者)

♪第3ステージ♪

音楽劇 「かしわばやしの夜」− 舞台のためのカーニバル−
・原作:宮澤賢治
・作曲:林光(楽友三田会会友)
・指揮:栗山文昭(常任指揮者)
・アコーディオン:佐藤芳明
・クラリネット:橋爪恵一
・チェロ:中田有
・パーカッション:加藤恭子
・演出:しままなぶ
・照明::大鷲良一(創光房)

2011年12月20日、第60回定期演奏会が無事終わりましたので57〜60期を代表してご報告致します。特に今年は来聴者も近年に無く多く迎えることができ大盛況でした!

演奏会は例年同様、3ステージ構成でしたが、第1・2ステージ共に長いアカペラの曲(「Take Him, Earth, for Cherishing」と「煉瓦色の街」)を各1曲演奏するスタイルをとりました。いずれもレクイエムですが、趣は大きく異なります。そしてメインとなる第3ステージ「かしわばやしの夜」は第60回を記念し、会友で作曲家・林光先生の作品からの選曲となりました。


第1ステージ(クリックで拡大)


第2ステージ(クリックで拡大)

第1・2ステージ曲は定演以外にも演奏する機会がありますが、第3ステージ曲は毎年定演のみでの披露となる為、夏以降、練習の多くはこの曲に充てられます。このメイン・ステージは演出が付く都合(練習場所も動きやすい広いスペースがとれる様)から、大学近隣にある小学校の講堂や体育館をお借りし、演出家の先生の指導の下に行われます。


第3ステージ(クリックで拡大)


フィナーレ(クリックで拡大)

このシアターピース作品の大きな魅力は、舞台で着る衣装や道具(写真参照)を皆で作り、1人1人が役になりきって楽しく歌い・演じきれることにあります。特に今回は小編成ながらプロの楽器奏者の方(アコーディオン・クラリネット・チェロ・パーカッション)をお呼びしました。

この他、今秋は高校楽友会の皆さんを大学楽友会の練習見学に招待して定演曲を一部披露した他、実際に発声やパート別練習へ参加してもらい最後には一緒に合唱する等、久しく途絶えていた交流をささやかながら行いました。また常任指揮者の栗山先生やヴォイストレーナーの横尾先生の紹介もあり、ドイツから慶應へ来ている留学生2名を迎え共に定演で歌う等、稀有な機会にも恵まれました。

そしてこの様な過程を経て、団員全員が士気を高めながら12月20日に精一杯1年間の集大成を示せたと思います。ご来聴者の生の声は集計したアンケートを添付しましたのでそちらをご覧いただけますと幸いです。

末筆ですが今回の定期演奏会では楽友会内外を問わず、例年以上に多くの方々からのご助力をいただきました。この場をお借りして深く御礼申しあげます。


全員集合(クリックで拡大)

 第60回定期演奏会アンケート集計結果

すごい熱演だ!!(スナップ写真より)


写真撮影:渡辺カメラマン


編集部現役の皆さんのパフォーマンスには脱帽です。われわれ一桁期の年寄りにこんなことできません。幹事長、岩崎慧一君の報告文に続き、渉外の山内瑤子さんから沢山の写真を送っていただきましたので、たくさんアップさせていただきました。

それに、大学楽友会の皆さんが高校の楽友会員を大学の練習に招いてくれたとのこと、じじいは誠に嬉しい。君達はすばらしく優しい!胸が熱くなりました。(かっぱ・1月8日)


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