慶應義塾大学混声合唱団楽友会

フレッシュ・コンサート2011

 

藤田 育也(大学1年・60期)

私たち1年生(60期)は、8月5日にフレッシュ・コンサート(以下フレコン)を行いました。この行事はその年の新入生だけで合唱や劇を企画し、上級生にその成果を披露する団内のイベントです。1年生はこのフレコンを通して同期生や全体との絆を深めます。今年は60期総勢22名(男声13名、女声9名)による「赤坂区民センター」での開催となりました。

演目は混声合唱、男声合唱、女声合唱、劇、ダンス、ミスコンと多彩でした。混声合唱では「Top of the world」「ビビディ・バビディ・ブー」「決意」の3曲、男声合唱では「I’ve got six pence」の1曲、女声合唱では「THE SOUND OF MUSIC」の1曲を演奏しました。

また、今年の劇は清水賢一が主に脚本を担当し、とても面白い劇になりました。練習はフレコン委員(男女1名ずつ)が主となって取り仕切ります。今年のフレコン委員は私と村上ひとみでした。私自身「決意」の指揮をし、とてもいい経験となりました。練習はテスト期間と重なる事もあり、苦労もしましたが、最終的に良いものに仕上げられたと思います。

末筆ではございますが、このコンサートを見に来てくださった2〜4年生の先輩方に深くお礼を申しあげますと共に、楽友会の一員としてその発展に寄与する事を誓います。諸先輩の皆様、これからも60期をよろしくお願いします!

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60期全員集合


女声合唱


男声合唱

    



Sixpence, 1948

編集部ポピュラーソングを歌ったのですね。カーペンターズ、W.ディズニー、ミッチ・ミラー、ジュリー・アンドリュースなどが眼に浮かんできました。Sixpenceというのは、今は無いイギリスのコインです。

いろいろな種類の6ペンスコインがありますが、この写真は現在のエリザベス女王のお父さんの国王ジョージ6世の6ペンスコインです。実物は直径2cm弱くらいの小さなコインです。

昔は1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンスでしたが、1971年2月15日から1ポンド=100ペンスと改定し、シリングは廃止されました。その日をDecimal Dayと呼びます。

Sixpenceはその当時以前の小銭です。今はコインショップに行かないとお目にかかれません。1967年に製造中止になりましたが、6ペンスシルバーは新婦の幸運・金運のお守りに使われます。

かつてロンドンで3人の悪童たちが道端で旧5ポンド札を拾っても彼らは平等に分けることが出来ました。通貨の仕組みに3で割れる12進法が組み込まれていたから可能だったのです。

5ポンド=100シリング=1200ペンスとなり、一人当たりの分け前は400ペンスとなる。400ペンス=33シリング4ペンスとなり、それは1ポンド13シリング4ペンスとなります。

イギリスの通貨単位を改訂した理由は「計算が面倒だから」であります。「5ポンドを3人で分けられる便利さ」は葬り去られたのです。

頭のいい人が考える「利便性」と、頭の悪い人の考える「利便性」とは大体相反することになるんですね。 面白いもんだ。

(わかやま・8/16)