慶應義塾大学混声合唱団楽友会

演奏旅行と春合宿のご報告

 

杉浦 文音(58期・女性庶務)


三田会の皆さまいかがお過ごしでしょうか。私、58期で女性庶務を務めています杉浦と申します。2月下旬〜3月初旬に行いました演奏旅行と春合宿の紹介をさせていただきます。

【演奏旅行】
●2011年2月21日(月)〜24日(木)
●シャトー吉里(新潟県南魚沼市)周辺にて

今年も新潟県で演奏旅行を行いました。越後湯沢駅までの鈍行の旅から始まります。活動のコンセプトは「合唱の伝道活動を通じて地域の方々と合唱を共有し、交流を深め、我々自身は合唱の楽しさを(再)認識し、お酒(特に日本酒)のおいしさに目覚めること」です。

1日目に練習の仕上げや雪合戦(笑)をし、2日〜3日目の午前中、小学校での演奏を始めました。塩沢町立栃窪小学校、南魚沼市立北辰小学校、塩沢町立塩沢小学校にお邪魔し、子供たちと先生に向けて小規模なコンサートを開きました。子供たちはとても喜んでくれ、我々としても「なぜ歌うのか」を深く考えるきっかけとなりました。栃窪小学校では小学生と一緒にドッジボール、その後いっしょにお昼ご飯を食べて交流を深めました。


塩沢公民館でのファミリーコンサート

3日目の午後は、コンサートを開きました。事前に地域で地道な広報活動をしていたため、青木酒蔵さまご自宅での演奏、塩沢公民館でのファミリーコンサート(写真参照)ともにたくさんのお客様にご来場いただきました。わざわざ足を運んでくださった方の「楽しかった」という声を聞き、団員一同演奏旅行の疲れも吹っ飛ぶ思いでした。多くの団員は4日目に帰途につきましたが、体力自慢な団員たちはその後1泊してスキーをするという企画もありました。

先生方のお力を借りずに指揮・伴奏をすべて自分たち(下級生中心に)でなんとかこなしていくので、いつもとは違った大変さがありましたが、有志企画ではあるものの、皆で合唱の楽しさを再認識できた良い機会になりました。


【春合宿】
●3月3日(木)〜7日(月)
●いとうRYO(千葉県安房郡富山町)にて

千葉県の南房総にて春合宿を行いました。練習(写真参照)漬けの密度の濃い4日間でした。栗山先生、横山先生のご指導の時間もたくさんとれ、充実した合宿になりました。


春合宿2011

今回の合宿では、六連の演奏会に向け、個別ステージの曲“Take him earth for cherishing”と合同曲「土の歌」の2曲を練習しました。個別ステージの曲は難易度が高く、2月の強化練では、音取りでみんな戸惑いを隠せないでいましたが、合宿を終えて大きく成長した、と自分たちで感じることができました。

これからは右も左もわからない新入生を迎え入れ、5月の六連と6月のマリス・ステラ・コンサート本番とで日々忙しくなってまいります。が、現役一丸となり新入生(60期)にとっても魅力ある、素敵な合唱団に作り上げていこうと思います。

    


編集部注新潟への演奏旅行に関する記事は、Anthology リレー随筆のコーナーにも山野井友紀さん(53期)と橋本英樹君(52期)とがあります。

また、岩崎幹事長からの便りでは、「現役は全員無事が確認でき、被災した者もおりません」ということです。(2011/3/19