楽友三田会合唱団

第27回定期演奏会 

レポート

2019年11月10日(日)13:30開場 14:00開演

晴海トリトンスクエア 第一生命ホール

【第27回定期演奏会のご報告】

去る11月10日(日)快晴の午後、楽友三田会合唱団(MMC)は第27回定期演奏会を第一生命ホールにて開催いたしました。曲目はG.F.ヘンデル作曲「メサイア」で、キリスト降誕の預言から受難・復活までを音楽(独唱とコーラス、オーケストラ)で描くオラトリオ。MMCとしては初めての大曲ワンステージ構成でした。数曲をカットしても2時間を超える演奏時間で、黒岩英臣先生の指揮のもと、気力&体力をフルに発動させて歌い上げました。
当日は天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」と重なりましたが、楽友三田会の皆様をはじめ、ほぼ満席のお客様が来場してくださいました。メサイアの全体を通して聴くのは初めてという方も多かったようですが、演奏はたいへん好評をいただきました。ありがとうございました。

さて11月中旬からは、来年の第28回定期演奏会に向けての新たな練習をスタートしております。演奏会の予定は下記のとおりです。

◆楽友三田会合唱団 第28回定期演奏会
2020年11月1日(日)午後/第一生命ホール
<曲目(2ステージ構成)>
@邦人曲(曲目未定)指揮:藤井大輔(指揮デビューステージです)。
Aドヴォルザーク「スターバト・マーテル」指揮:黒岩英臣

(2019/12/7・林みつえ記)



   
   


藤井雄介(T)


   


藤井大輔(B)


谷地畝晶子(A)




 


 

 





藤崎美苗(S)


谷地畝晶子(A)



初参加記

 
Sop 柏木由美子(31期)

楽友三田会合唱団の定期演奏会に、初めて参加しました。

楽友会は1年の春に入団して、4年まで全うして卒団しました。私なりに頑張ったつもりですが、楽友の仲間と過ごせる時間は必ずしも多くありませんでした。理工学部の矢上キャンパスは日吉から谷1つ越えた丘の上にあり、実験等で遅くなる日もあったりして、平日の三田での練習にはなかなか出席できなかった(ほとんどあきらめていた)ように思います。上級生としては戦力外でしたね、今更ですがごめんなさい。

そう、理工学部は世間一般からは「慶應にあって慶應にあらず」とまで言われ、「別物」の扱い。
同様にキャンパスが別でも、医学部は「別格」として尊敬を集めているというのに・・・

そんなわけで私は卒業後もちょっとひがんだまま、慶應義塾の本拠地・三田での学生生活ではなかったので「三田」を名乗ることは申し訳なくて、「三田会」と名の付くイベントはたいてい失礼してきました。

ただ今回は「黒岩英臣先生のメサイア」ときいて、これは何としても参加したい、と。思い切って、同じ(理)工学部のT先輩に紹介していただきました。

行ってみたら、皆さんとても優しくて、温かくて、居心地のよい合唱団でした。しかも常にレベルの高い音楽を目指している。慶應義塾の底力を感じましたよ。おかげさまで、ひがみ根性とも決別しました。ああよかった。これからも参加したい、と思っている次第です。

とはいっても、先輩方は後輩には甘くない。ピアニストが間に合わないといきなりのご指名(今回はお役に立てなくてごめんなさい、次は練習しておきます)、別企画のクリスマスコンサートに誘っていただいて参加したら、「英語の曲を数曲」と聞いてたのに15曲を7回の練習で(私は全曲初見)、しかも「できれば暗譜」と。この原稿も「月末までに」との依頼を受けたのが「24日」でした。

でも、そんな「無茶振り」も、同窓の信頼感あってこそ。あったかくてありがたいと感じてしまうこの頃です。

「慶應義塾は入口あって出口なし」楽友会も同じかも。どこかでずっと歌ってきた方も、しばらく合唱を離れていた方も、気が向いたら、参加してみてはいかがでしょうか。歓迎していただけますよ、きっと。



指揮者 黒岩英臣


MMC代表 佐良土雅文



藤井大輔


谷地畝晶子


浅海直之


田中 博


お手伝い 現役3、4年生


現役 定演(12/25)宣伝 柳生頼人


コンサートマスター 相原千興




丘の上 須田雅大幹事長
 


谷口明彦


池田龍亮
 


中濱鐡志

中濱信生
 

写真ダウンロード

https://photos.app.goo.gl/Vgqn5BTnLoYi7hXt9

https://photos.app.goo.gl/fqafANJ5vPQAQEWd6


撮影:須藤写真館

編集部 晴天に恵まれ、天皇皇后両陛下のパレードも恙なく行われました、2年ぶりにMMCの定演に同期9期の出演者たちを応援に来ました。素晴らしい演奏会でした。

みなさん、9期は6人が唄いました。すべての期が6人ずつステージに上がったら360人を超します。サントリー大ホールでないと無理ですね。(2019/11/12・わか)

師走の7日、MMC広報にたのんであった本レポートの枕書きの原稿が送られていました。みつえさん、演奏会後体調を崩していて遅くなったとのこと。

初参加の柏木さんの「初参加記」を同封添付してくれました。矢上台の出身で三田に通わなかった塾員で「三田会」アレルギーになっていたという話、我々のような武蔵小金井の田舎者は、柏木さんの何倍も悲哀を感じた世代なんですよ。

我々が卒業50周年記念に図書カードを作成した。そのカードを「デザインしろ」と云われ、慶應の絵を描くとなると「三田の図書館」しかない。で、描きました。(2019/12/7・わか)

 卒業50周年カード