レッスン(4)
さあ、コロナ禍で明け暮れた2020年も来月はもう12月・師走です。最近の2年間は雪が積もらなかったので、今年は寒気が押し寄せ大雪だとの予報もありました。然し、このところは暖かい日もあり、気候的にはまた穏やかな年末年始なのかなあと予想しています。
さて、今回の「コーラスの部」は予告した通り「クリスマス・ソングス特集」ですので、こちらの英語講座もクリスマスに纏(まつ)わる内容に致しましょう。
数年前まで私は公民館長をしている倉吉市福庭町(くらよししふくばちょう)にある倉吉北高等学校の合唱部のアドバイザー的な役を仰せつかっておりました。数か月に一度、合唱部が練習する同校音楽室にお邪魔して一緒に練習を拝見していました。そして毎回最後に簡単な感想を部員と先生の前で話すのですが、その感想の中の一つをここでお話します。私が20数年前のあるクリスマスが近い12月下旬ににシンガポール・チャンギ国際空港でシドニーに向けて離陸(テイク・オフ)態勢にあったシンガポール航空SQ197ボーイング747-200機の中で聴いたオーストラリア人機長(キャプテン)の英語がとても新鮮で印象に残りました。彼がアナウンスした英語は次の通りです。
「All passengers, thank
you for choosing Singapore Airlines SQ197 bound
for Sydney. Good morning , I am Captain Jerry Watson speaking
,“Christmas is just around the
corner“・・Hoping this flight will be making you enjoyable
and fine, I’ll be with you until the final destination.」
〜簡単に日本語に訳すとこうなります「乗客の皆様、今回も数ある航空会社の中からシンガポール航空を選んで頂き有難うございます。この機はシドニー行きSQ197便です。お早うございます。私は機長のジェリー・ワトソンと申します。“もうすぐクリスマスですね!(クリスマスはそこの角っこの辺まで来ていますよ)”この旅が皆様にとって楽しく素晴らしいものになる様、最後の目的地まで私がお供させて頂きます」・・上記斜体部の表現は英語独特のものだと思います。
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