リレー随筆コーナー

福庭自治公民館長のレポート



 土井承夫(24期)


    

  平成30年度 第 九 回 定例役員会 2018年9月1日(土)
< 館長報告 >
館長 土井 承夫(どいよしお)

秋涼とは名ばかりの残暑厳しい今日この頃、お元気でお過ごしでしょうか?

先日8月11日(土)に行われた「福庭納涼まつり」については、8月27日付け日本海新聞「はい!こちら通信部」欄に記事が掲載されました。読まれた方も多いことでしょう。これはいつもお世話になっている同新聞社倉吉北通信部・宮本浩和 部長(福庭北専売所長・本年度福庭19班長)が取材・投稿されたもので今回も字数制限による短いスペースの中に伝えるべき全ての内容に言及されているその「技」にはあらためて感心しました。特にテーマである「Let’senjoy together ! 〜さあ!みんなで楽しもう!」を何も省略せずに英語と日本語の両方でそのまま記載いただいたことです。当日私が大会長として挨拶した「Let it go〜ありのままに」に倣った点と両方の言語を並列することで全ての住民に理解頂こうとしたその意図をよく斟酌されていると思いました。そして驚いたのは、商業ベースで東京の一流有名歌手グループを呼んで盛大に行われた青谷の祭りよりも、この福庭自治公民館の記事を一番に持って来られたことです。「地域の住民による自主的な手づくりの祭り」の方を優先された同社編集部のご方針に敬意を表するものであります。こういうことが本当の「地域に根ざす地方紙」の姿ではないか、と素人ながらに思っております。

<今月の重要事項>

(1)

「各班親睦促進費」の使い道の例<PART 2>
先月ご報告した新設27班の「絵に描いた餅」の様なパーフェクトな使い方に続き12班(館長が属する班)の山本 卓宏 班長が提案された「福庭納涼まつり(8/11実施)」の「金券と倉吉市ゴミ袋(大)」を セットにして購入。班内住民の「祭り参加と親睦促進」の両方を狙う「一石二鳥」の使い方となった。この祭り金券の購入は他の 3つの班でも採用された。
 

(2)

福庭自治公民館新築に関する件
1. 先月8/16付け「館長報告(追加分)」で説明しましたが、一部皆様のご意見をお聞きして選択する内容も含めて必要な概略金額確保の見通しはつきました。したがって、財源の問題は大筋クリアーしたことは前述の報告書でも申し述べました。

2. 新福庭自治公民館完成の時期(目標)
前述の8/16付け「館長報告(追加分)」で、福庭公民館の法人化を半年短縮し「2021年6月末新館完成目標」としましたが、これを、さらに短縮して「東京オリンピックの年、2020年12月末までに完成」を目標にさせて頂きたい。〜この為には法人化に要する時間は正味2〜3か月間を目指し、来年(2019年)の倉吉市「コミュニテイ―助成事業からの補助金」限度額1,500万円受給の手続き(申請9月〜締め切り10月上旬締め切り)に間に合わせる(当然ながら今年の申込書<10/3提出期限>には間に合いません)。

これにより、新福庭自治公民館の完成は2020年(オリンピックの年〜即ち再来年(今から2年3か月後)の12月末を目標とさせて下さい。

3. その為に、これから私の出身のH社本社(東京・港区)法務部と連絡をとり上記の条件で法人化の出来る司法書士か弁護士を選任します。これに要する費用は前述(2)の財源の中に含まれています(プロジェクトの財源は、そういうものだと理解しています)。

 

(3)

「館長の行動日誌(8月分)」と「ちょっと一服コーナー」は、今月中間16日の回覧でお届けします。盛りだくさんなのでご期待下さい。

 
追伸)次葉に8/11日の「福庭納涼まつり」と8/25(土)の「バレーボール部 市予選大会」の模様に写真をいくつか載せてみました。

<福庭納涼まつり〜8/11(土)河北中央公園>


<実行委員長の中山浩一さん> <和太鼓の名調子> <バンド「漓絃(リート)」>


     〜「盆踊り」タイム〜           <館長サプライズ> 

”Yesterday” sung by よっさん

 

https://youtu.be/D6A1uTQohG4

編集部からVideoのリクエストをしました。間髪入れず、DVDを送ってくれました。
その中から1曲切り出しました。

「私は合唱団の人間ですから、合唱団風に歌います」

<バレーボール部倉吉市予選会〜8/25(土)河北小学校体育館>
〜強豪清谷チームにストレート勝ちし、市の大会へ進出決定。〜

    

< 館長報告 >追加分
館長 土井 承夫(どいよしお)

〜2018年9月14日(金)作成〜

9月に入りもうお彼岸も近くなりました。暑さももう少しの我慢です。9月1日付けの「館長報告」ではお伝えできなかった「館長の行動日誌(8月分)」と「ちょっと一服コーナー」をお約束通り下記致します。

<館長の行動日誌(8月分)>

8月4日(土)
定例役員会開催(福庭公民館・役員総数30名)。 内容は報告済。
8月5日(日)
波波伎神社宮掃除に参加(朝7時より毎月第一日曜日実施)。
8月10日(金)
館長会(13:30〜上井公民館)上井地区17自治公民館長が集合。協議事項(1)市への要望事項とりまとめ(2)球技大会(3)地区防災計画策定モデル地区の推薦(4)「避難勧告発令」時の手順について
8月11日(土)
「福庭納涼まつり2018」を実施(河北中央公園)。
8月27日付け「日本海新聞」21ページにその模様が写真入りで紹介される(19班長、宮本 浩和 倉吉北通信部長・福庭北専売所長の取材レポート)。
8月15日(水)
お盆の「仏(ほとけ)さん送り」〜北田川中央橋梁にて, 洞光寺住職にお出で頂きしめやかに行われた。
8月19日(日)
鳥取県合唱フェステイバル・コンクールに倉吉市の混声合唱団「みお」の一員として出演。(とりぎん文化会館梨花ホール)指揮はこの大会長で鳥取県合唱連盟理事長の山田衛生(やまだもりお)先生(78歳)〜審査委員長の愛媛県 合唱連盟理事長より「大人の演奏」と良い評価を頂いた。
8月22日(水)
河村地区(倉吉・上井地区の旧呼び名)神社総代旅行に参加。
清水清剛 波波伎神社護持会長(5班)殿のリードで日程を終えた(岡山県・美作(みまさか)「中山神社」等を参拝した)。バス日帰りツアー。
8月23日(木)
洞光寺の「千体さん」に詣でる。台風が心配されたが挙行された。

    

〜 館長のちょっと一服コーナー 〜

<NHKテキスト2018/5月号、神谷美恵子著「生きがいについて」の感想〜特に心に留まった部分>

1. 「生きがい」は病、死別、失敗、挫折、過ち等、即ち「生きがいを喪失」した経験をした人の方がそれを「発見」するのが早い。

2. そして人間が最も生きがいを感じるのは、自分の希望と使命が一致する時であり更にこの世における自分の「役割」を見出す時だ。
言葉を続ければそれによって自己の生存目標に向かって全力で歩きそういう「使命感」に生きる時だ。

3. 苦しみや悲しみは自分個人のものであって、他人は完全には理解できない。然しその体験はそれぞれの人生の深みであり、さらにそれを深める道行きこそが確実な普遍への旅路となる。それが「生きがい」の人生を貫く事になる。

4. 英国の詩人テニスンが紡いだ詩集「イン・メモリアル」にある一節「愛し、そして喪ったということは、一度も愛した事がないよりも、よい事なのだ〜大事に思っている人を喪わなくてはならない人生は、単に不幸なだけではない。それはそれまで予期しなかった愛の力を発見する契機になる。

6月のアザレア音楽祭での合唱フェステイバルで私が属する「みお」は合唱の「古賀政男」と言われる鈴木憲夫 作曲の混声合唱組曲「未来への決意」から「決意」を演奏しました。

自分で言うのも恐縮ですが以前よりも格段にレベルアップした演奏であり、他の多くの団体が、声の透明感や一体感は別として「単に音符通りに歌い放っている」のに対して「みお」の演奏は「抑制された熱情~Controlled Passion~」即ち、山田 衛生先生が目指しておられるその音楽の持つ奥底からの「こころ」を「うたう」演奏に近づいていると勝手に自惚れています。

   〜この曲の歌詞は次の通りです。〜

決 意

あなたの声に耳を澄まし  あなたの心にほとばしる愛を知る
歴史を愛し 自然を敬い
他人にやさしく 自分に厳しかったあなた
先を歩いていったあなたの後ろ姿に 人間としてのあるべき生き方を学ぶ

今私たちはあなたの残していったものを受け継いで
未来への一歩を踏み出す
みどりの地球にあまねく  平和と幸せを届けるために

〜何度もこの曲を歌っているうちに、この歌詞は神谷美恵子さんが仰っておられる事に通じていくのではと思う様になりました。

昨年末のレポートで取り上げた「相田みつを」に続いて、この「神谷美恵子」を教えてくれたのは私と幼稚園の時から高校までずっと一緒だったK君です。

今では考えられませんが、小さい時から母子家庭に育った彼は高校時代にこれも私の親友のT君から学生服を譲ってもらって学校に通うという経験をしています。そういう貧しさを経て彼は、逆に心の豊かさを人よりも多く享受した様に見えます。

今、苦しみや悲しみや貧しさのなかにいる人も、それは「生きがい」の人生へのひとつのステップだと考えるのがいいのかも知れません。〜以上

     <神谷 美恵子>
1914(大正3)〜1979(昭和54)
45歳の時、長島愛生園近くの海岸にて(昭和34年)〜瀬戸内海の離島にある国立療養所にて精神科医として患者の治療にあたっていた・・・。
<NHKテキスト2018年5月号より>


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