リレー随筆コーナー

福庭自治公民館長のレポート



 土井承夫(24期)


    

平成30年度 第 八 回 定例役員会 2018年8月4日(土)
〜2018年8月16日(木)作成〜
< 館長報告 >
追加分
館長 土井 承夫(どいよしお)

8月4日付けの「館長報告」ではお伝え出来なかった「館長の行動日誌(7月分)」と「ちょっと一服コーナー」をお約束通り下記致しますが、その前に「福庭自治公民館新築」に関して下記の通り付け加えます。

<福庭自治公民館新築の財源について>

(1)現在までに財源として確保できた金額 
 1. 倉吉市からの助成金2種類の満額値〜すなわち、
  *「コミュニテイー助成事業からの補助金」1,500 万円(最高限度額)
  *「自治公民館施設整備資金補助制度」より90万円(100世帯以上限度額)
  *「福庭自治公民館が貯金している「公民館新築」等に使って良いお金。」   
  (館長の判断により使用できる。)

(a)特別会費(事業所協力金)
(b)積立金会計
\ 2,216.500-
\ 4,602,900-
小計:
\ 6,819,400-

    < ここまでの合計 > :約 2,270 万円

(2)あと、これに次の二つかいずれか一方を住民の皆様にお願いしたい。

1.
「自己負担金」一世帯当たり、最大5万円をお願いしたい。
〜現在の総世帯数は約420なので全世帯から協力頂くとすると総額で
約2,100万円となる。
2.
「公民館費の値上げ」(年間)〜持ち家の方は2千円増しの\ 10,400-(現在は\ 8,400-)、 アパートの方は1千円増しの\ 7,000- (現在は\ 6,000-)これを約10年間ご負担い頂き、倉吉市の「自治公民館施設整備資金貸付制度」から低利で借り受ける約1,000万円の返済に充てる。〜参考までに現在倉吉市にある約220の公民館の館費は\ 7,630 〜 約 \ 13,000-の範囲で一番多いのは \10,000-でした。
(これがお隣の三朝町になると、世帯数が少ない事もあって2万円以上の所もあるそうです)館費値上げで 約1,000万円を捻出。
<重要>
上記の「自己負担金最大5万円」と「館費値上げ(他の公民館並)」 のどちらをとるか、それとも二つとも行うかを検討しますが住民の方の感想として次のものがあります。
(a)
最大5万円でも自己負担金を集められるには抵抗がある。館費 は値上げをしても倉吉市の平均額に近いものなので、こちらの 方だけでやって欲しい。
(b)
今の館費もかつて公民館を建てるからという理由で上げられたもの。再度また同じ理由で上られるのには納得できない。
(c)
一旦、館費を値上げするとそれが結局は当たり前になってしまってずっと払い続けなければならないという危惧がある。その意味からすると一回きりで済む「自己負担金」は公民館建設に自分も参画するという意味からもこちらの方がいい。

<館長の考え方>これらのご意見だけでなく、最終的には総会等で皆さんの ご意見を全てお聞きして「どちらにするか、或いは両方か」の結論を得たいと思っています。また、それまでにも皆さんのご意見をどのような形でもいいですから忌憚なく教えてください。直接、私に伝えて貰ってもいいですし、班長を通じて毎月の役員会で提言して貰ってもいいです。

モデルにしている「上余戸自治公民館」と違うのは土地代の負担がない事です。
従って上余戸の事績から言って建屋だけなら2,500万円〜3,000万円程度で済むと思います。ただ、現・建屋の取り壊し費用がどの程度かかるか分かりませんがもう一つの財源である住民の方からの自主的なご寄付がどの程度集まるかによって変わってきます。最終的に多少の金額が足らなくても前述の市からの低利貸し付け制度の金額を増やしてその分の返済は毎年の館費等の収入から少しずつ返済して行けば良いと考えています。(最長15年返済)

〜従って「財源」の問題は、大筋はクリアーしたと考えています。〜

(3)次は工期短縮の話です。前回添付した工程表では来年平成31年1月 の総会で承認後、法人化に関わる作業がスタートしますが「法人への権利 移転業務が終了」するの「平成32年の11月」となっており、何と1年10か月、即ち2年近くかかる事になっていますが私の常識では長すぎてこの様な作業は仕事とは言えず、こんな超スローペースでは、ちょっと厳しい言い方ですが民間では「倒産」してしまうという事になります。

私としては前回説明済の東京(「首都圏」)の弁護士か司法書士を使って(勿論、私の出身のH社本社・人事部・法務部と相談します) 最長でも1年間、できれば半年間で完了しようと思っています。

昭和20年代初頭に7名の共同名義となった公民館等の施設を法人化する手続き等は、全国的に観れば決して珍しい話ではなく、むしろよく ある話であり法律の専門家にしてみればそんなに難しい案件ではないとみています。(なかなか承諾の印鑑を押さない子孫の方が一人か二人いた としても、そういう場合は違うやり方で法人化できる道があると思って います。皆さん、「福庭の常識は世の中の全てではありません。」むしろ 「福庭の常識」で物事を思い込んだり決めつけたりしてはいけないと私は思っております。

したって、「平成32年11月法人への権利移転業務終了」 は遅くとも「平成31年(2019年)度中に終了」し「平成32年(2020年 1月の総会」で承認を頂きます。(法人化が市からの補助金受給の前提です。)その後は、倉吉市役所の企画産業部長・課長のお二人と鋭意工程 短縮を折衝・検討し法人化後2年間かかるとみていた工期を1年で完了させたいと思っています。

したがって、「公民館新築の完了」は「平成35年(2023年)1月」ではなくて遅くとも「平成33年(2021年)12月まで」 とします。つまり規約にある「館長任期最長4年」の最後の年までには必ず完成させます。(勿論、2020年1月の総会で私が館長二期目も任(まか)せて頂けるという前提条件ですが・・)そしてこの短縮をしてもまだ法人化に1年間も要する等というのは個人的にはどうしても納得できないので、更にこの手続きをもう半年短縮し「新福庭自治公民館完成」は「2021年6月末目標」とさせて頂きたいと思っております。何卒ご理解ください。

〜私の個人的な勝手な信念として「何倍もゆっくり時間をかけて完璧な結果を残すよりも少々雑でも他者より早く完成させる方が仕事としては評価できる」つまり、第一は「スピード」という事であります。〜
 

<館長の行動日誌(7月分)>

7月1日(日) 波波伎神社「宮そうじ」に参加。
7月3日(火)
上井地区最大の福庭老人会「福寿クラブ(土井 勉 会長・14班)」の奉仕活動(年2回)として福庭公民館の「草とり」に参加。
7月5日(木)
上井地区自治公民館協議会主催の「島根原発視察ツアー」に参加。
防護服を着て建屋の中を見学できると思っていたが2011年の東日本大震災以降、バスの車中から原発を遠くから望むだけになっていた。
7月6日(金) 第3回男女共同参画会議(市役所企画産業部人権課主催)に参加。未だに何を目的にする会なのかよく分らない。
7月7日(土) 福庭自治公民館月次定例役員会。内容は報告済。
7月15日(日)

北田川草刈りボランテイアに参加。(約20名が参加、石原輝男産業土木部長が主催)〜下に集合写真。

7月15日(日)
第3回 倉吉北高「高校レストラン」で和定食を戴く。「美味く、安く、マナーよし」の3拍子揃ったレストラン。今までのところ私は皆勤賞。次回は9月22日の予定。
7月17日(火)
館長会に出席。(上井公民館に17自治公民館長が集合)毎月1回開催されるもの。@.市への要望事項。A球技大会について。B敬老会振り返り・・等を話し合った。
7月17日(火)
「第32回あげい祭り」の打ち合わせに出席。開催は平成30年10月28日(日)10:00〜15:00の予定。会場は、上井公民館・上井児童センター
7月20日(金)

町内学習会「地域の子供の生活を考える会」に参加。(会場、福庭公民館、中山浩一 社会教養部長の主催。)
講師:鳥取県警察本部生活安全部少年課兼倉吉警察署少年警察補導員、警察行政職員の石田 五希江(いしださきえ)さん。子供の生活におけるインターネットの功罪などを講義された。ご本人は未だ小さいお子さん3人の若いお母さんで鳥取市から通うバリバリのキャリア・ウーマン。この日も夜9時に会が終了した後、鳥取市まで運転して帰られた。


講義される石田警察行政職員       北田川草取り 集合写真

7月22日(日)
上井地区球技大会に参加。私はグラウンドゴルフの部でプレー した。福庭はソフトボールの部で優勝、グラウンドゴルフの部で準優勝と輝かしい成績を挙げて、その後の懇親会も大いに盛り上がった。
7月24日(火)

福庭公民館で「小学校」「子供会」「公民館」3者の関係者が一堂に会して「地域懇談会」が開催された。これは大都市部を除く多くの県で行われている主に子供の家庭教育に関する懇談会で、一般的には教員、PTA,役員、公民館長(地域によっては自治会長や町内会長)は勿論、民生委員や青少年指導員や場合によっては市長や町長が出席してもおかしくないくらいの重要な会です。

*今回の参加者は次の通りです。

 
河北小学校・・
更田 匡史 先生(3年1組)
宮ア 百合子 先生(5年1組)
田中 眞弓 先生(3年2組)
 
福庭子供会・・
野川 英一 代表(27班)
能見 ゆかり 総務担当(26班)
福田 美紀 会計担当(5班)
〜他、多数の河北小児童の保護者のみなさん。
 
福庭自治公民館・・
館長の土井 承夫(62歳)

<懇談会の内容>・・4グループに分かれて「家庭内での子ども教育」を中心に話し合った。そして各グループの代表が話し合いの結果を発表した。それを受けて私が公民館長として次の通り発言しました。

(1)
小学校が主に各学年ごとの横(水平)の繋がりであるのに対し、地域の子供会はその保護者も含めて1年生から6年生までの縦の話し合いや連携が図れる極めて重要な場です。そこに地域の公民館が加わる事で三角関数の様な幾何学的な展開や進歩が期待できこの会の存在意義があるわけです。
(2)
子供の家庭内での教育に関して私が信条としていることが二つあります。







@お父さんやお母さんは仕事が終わって疲れて帰宅しても、ただ、風呂に入ってビールを飲んでテレビを見てそのまま寝てしまうのではなく、5分でも10分でも構いません。嘘でもいいからテレビを消して何か難しい本を読んでいる振りでもいい、勉強するその姿を子供に見せてください。「親の背中を観て子は育つ」・・子供は必ずその姿を観ています。

これは私がまだ30代だったころ会社の大先輩から教えられたことです。でも、なかなか出来ませんでした。反省しています。

A昨日8月15日は太平洋戦争の終戦記念日でした。昭和16年12月あの真珠湾攻撃の命令を下した、時の連合艦隊司令長官「山本五十六」(やまもといそろく)の名言の中に次のくだりがあります。

「言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かぬ

〜これを家庭内の子育てに当てはめるならば、私はこういうことだと思います。・・・・・いつも20点のテストしか持って帰らない子がある日、30点を取って帰ってきた。その時、親として、「何だ30点かと」突き放してしまうか、それとも「そうか10点も上げたんだね。よく頑張ったね!」と言って、その子を抱きしめてあげることができるかどうかということです。


<地域懇談会でのグループ討議の様子>

    

〜 館長のちょっと一服コーナー 〜

今回から新シリーズ「心に残った一曲」を年間数回の頻度でお伝えします。
第一回は「山田姉妹」歌唱の「2つで1つ」です。
昨年12月の私の公民館報告で「生きる喜びも 生きる悲しみも全て胸に抱きしめて皆んなで明日へ踏み出しましょう。どんな時も輝くために・・・」と申し上げました。山田姉妹の音楽の基礎を習得した上での珠玉の透明感溢れる歌声、そして一卵性の双子であることがさらにハーモニーの一体感を醸し出し聴く者を天上に飛翔させます。その歌詞を次に記します。

「 2つで1つ 」

歌唱: 山田姉妹

喜びと悲しみは    
どうぞ 泣かないで  

出会いと さよならは  
どうか 忘れないで 

夜の向こう側で   
見上げた月の分だけ 

あこがれと ため息は 
どうぞ 諦めないで  

冷たい雪の下に 
凍えた 冬の分だけ 

喜びと 悲しみは
どうぞ 泣かないで 
どうぞ 泣かないで  

ラララ・・・     

2つで1つだから
明日はきっと晴れる

2つで1つだから
いつかは また 出会える

朝が君を待ってる
心が太陽になるから

2つで1つだから
夢なら きっと叶う

新しい命がある
心が春になるから

2つで1つだから
明日は きっと晴れる
明日は きっと晴れる

ラララ・・・

〜 2018年  盛夏  Y. Doi

<山田姉妹>

左が姉の華(はな)
右が妹の麗(れい)
平成3年12月24日生
神奈川県出身 26歳
(華は2011年ミス鎌倉)


    

2018年 夏  福庭公民館納涼祭り (2018/08/11, SAT)

(1) 館長サプライズ

土井承夫 館長(62歳)の野外ライブ「ピアノ弾き語り」〜
  <曲目> 1. ビートルズの「イエスタデイ」(勿論、英語で)
         2. 財津和夫(チューリップ)の「青春の影」

(2)祭り後半「盆踊り大会」で住民と踊る公民館役員の土井洋子(61歳)さん

(3)<付録>このお盆に初めて帰省した初孫の「土井陽翔(はると・生後10か月)」とプール遊びをする「ジジばか炸裂」(“ミス東女”の嫁からFacebookでいつもこう呼ばれています)の「承夫お爺さん」とそれを冷ややかに見ている陽翔の父、次男の禄雄(さちお・32歳、三菱マテリアル大阪支店勤務)


〜2018年8月13日、我が家の庭にて〜



FEST