リレー随筆コーナー

三田会ば〜じゃ〜(三田会ばかりだ)


 藤南 和将(24期)


倉敷在住の24期、藤南和将(とうなんかずまさ)です、表題は岡山弁で書いてみました。さて、高瀬先輩からバトンは受け取ったものの、楽友三田会のリレー随筆に書けるネタがトンと思い浮かばない。何故なら、学生時代から歌は下手だし、練習はサボるし、何と言ってもクラッシックというものにはそもそも馴染みが無かった。それでも4年間楽友会に居続けられたのは、音楽に関わらない遊びのイベントが楽しかったからなのであろう。すずらん会という名の秘密結社(飲み仲間)の存在も大きかったが、とにかくよく遊んだものだ。

丁度この頃流行り始めたカラオケパブにもよく行ったが、店の壁には道場よろしく、有段者の札が掛かっていて、名人位に沢田研二の名前があったのには呆れた事を覚えている。この店はカラオケが上手いと、店から無料でダルマ(サントリーオールド)がプレゼントされる仕組みだったが、すずらんのメンバーで行くと歌った人数分のボトルが目の前に並んだ。そう、みんなそこそこ上手かったのだ。してやったりとほくそ笑んだのも束の間、精算の段になってボトルは無料なるも、きっちりキープ料だけは取られたことに気付いたが後の祭り。結局ほとんどのボトルは期限切れで流れてしまい、リサイクルした店の一人勝ちという寸法。今考えると詐欺まがいの商法であったのか?・・・


小澤征爾とバッハをうたう

⇒ 「小澤征爾とバッハをうたう」チラシ

まあ、そんな自分でも、卒業後3年してふるさとに戻った時、なぜか倉敷市民合唱団なるものに入団し5年以上も続いたのは、合唱が好きだったから?いやいや、慶應の合唱団出身というだけで、一目も二目も置かれたからであろう、そう、ちやほやされるのが好きなのだ。この頃、1985年10月倉敷にて、バッハ生誕300年記念「小澤征爾とバッハをうたう」にて、一度小澤征爾の指揮で歌ったことがある。ちなみにミサ曲ロ短調であったが、この時は感動した!いつもは指揮者など見ることも無く、楽譜を追いかけるだけで必死なのだが(浮橋ごめん)、小澤征爾の指はそれをさせてくれなかった。何と、10本の指が、関節が、生き物のようにばらばらに動いて、自然と釣られて声が出てしまったのだ。もしかしたら気のせいだったのかもしれないが、すべての楽器を、すべてのパートを指だけで思い通りに操っているのではないかと身体が震えたことを覚えている。

しかし、これで合唱に魅了され、さらに真剣に取り組むようになることも無く、この後、燃え尽きたかのように合唱から遠ざかり、1986年1年掛けて見合いを重ね、年末に出会った家内と1987年9月に結婚するに至った。ここまで書いて、自分の中で、歌を歌いに行っていたのではなく、まさかとは思うが、オンナノコヲサガシニ、行っていたのではなかったかと疑惑が沸いてくる(済みません、そんな事どうでも良いですよね?)。

本題に入るが、慶應についての知識は一切無く入学した自分ではあったが、1年の春の早慶戦で頭のねじがぶっ飛んだ!慶應って凄すぎる!熱い!!!それ以来40年以上、趣味は三田会、どけ〜行っても三田会じゃ〜〜(どこに行っても三田会だ)!会費を払っている三田会だけでも5三田会を数える(もしかしたら普通のことかもしれない)。

2016年、今年の三田会初めはお約束の「楽友三田会新年会」、続けて「倉敷三田会新年会」「関西不動産三田会2月例会」。4月は「岡田先生追悼式」。そして、GWには工学部志水研究室の同期と築地で飲んで千葉でゴルフ。GW明けには楽友会同期高齢の、いや恒例の学年旅行で安曇野へ、夏合宿の地青木湖と松本城も訪問。おっとその前には、毎年恒例のプチすずらん岡山ツアーで寿司とゴルフと温泉があった。


清家塾長講演

7月の「岡山県三田会」は塾長のお話しが聞ける唯一の日、今年のお話は二期8年と自ら定められた任期を守り、来年4月で退任されるとのこと。塾では@学問研究、A教養教育、B専門職教育(高度職業教育)、C学生生活をバランス良く経験することが大切で、これができれば自分の頭で考えて結論を出す習性が身につき、結果として、大きな変化に強い人間になれると仰られた。


倉敷三田会納涼家族例会

この時来岡した現役応援指導部&チアのアトラクションをいたく気に入った先輩から、倉敷三田会にも呼ぶよう指示を頂く。塾員センターと何度もやり取りしながら8月末の「倉敷三田会納涼家族例会」に無事招聘。家族含めて今までに無い盛り上がりで感無量であった。学生を囲んでの二次会も盛り上がったことは言うまでもないが、最後は女子学生のリクエストでキャバクラへご招待。少々面食らったおじさんたちはたじたじであった。

そして、10月には「沼津すずらん会寿司&コンペ」、岡山在住者で「東京6大学対抗ゴルフコンペ」11月にはベトナム・ホーチミンで開催の「東南アジア連合三田会」に参加。

今、JETROに申請しているTPP加盟国への進出企業に対する専門家派遣事業に採択されれば、サイゴン三田会にも入れてもらって、更に一歩前に進んでいく。三田会と共に!

最後んとこは夢じゃけえよう(最後のところは夢ですからね。決してサイゴンと掛けている訳ではありません)。

それではこれからキューバに行ってきます!・・・まさかキューバに三田会は無かろうなあ〜

(2016/10/2)

バトンは同期の土井承夫君へ、快諾いただきました。(2016/10/3)

    


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