リレー随筆コーナー

27期 仙台合宿を実施
〜歌と温泉,そして思い出話の2日間〜



兼子 伸彦(27期)


「リレー随筆」コーナー,26期の阿波田さんからバトンをいただきましたが,忙しさにかまけ,ついついこの時期までのびてしまいました。内容もかなり前の話になってしまいましたが,昨年7月,27期有志で仙台市の作並温泉まで地元在住の木村紅子さんのアテンドで,「合宿」に行ってまいりましたので,その時の様子ついて,報告させていただきます。


平成26年7月12日(土)お昼時,場所は仙台駅新幹線改札。私たち27期は1年ぶりの再会を果たすべく,集まりました,毎年,この時期にランチによる同期会を行っているものの,今年はちと違う様子。そう,昼間は歌を歌い,夜は温泉,食事,そして…,と今回はなんと仙台での宮城県での合宿と相成った次第です。以下,27期の珍道中をご紹介します。

久々の再会をよろこびあい,初めに向かったのは,仙台駅近くの貸しスタジオ。同期だけで歌うなんて,卒業時のフェアウェル以来かも? 思い思いに持ち寄った楽譜の中には現役時代に使ったなつかしい愛唱歌集も…。もと学生指揮者で今回の音楽監督兼指揮者の中くんの指揮により,カレッジソングはもちろんのこと,「みどりの森」や「夏の夕べ」などなつかしい歌がたくさん,果たして声が出るかの心配は発声練習ですぐに解消,約2時間のひとときを過ごしたのでした。

歌った後は,いよいよこの日の宿である緑あふれる作並温泉へ。仙台の奥座敷といってもバスでわずか1時間,都市部から近いところに温泉があるなんて,何ともうらやましいお話しです。

到着後,さっそく一風呂浴び,夕餉ゆうげの席へ。

豪華な食事,そして歌った後の気持ちの良さ。一人ひとりの近況報告には,そろそろお子さんのうれしい便りも聞かれるようになりましたが,でも誰もが元気であることがうれしいです。あと,現役時代,宴会部長だったTくんの芸もいまだに磨きがかかっていることには感動!宴会場の入口の「KO義塾大学楽友会様」の看板はご愛嬌です。

二次会はお約束のカラオケ,昼間とは別の喉を披露する場として気合いが入ります。現役時代,カラオケ王といわれたSくんの歌声は健在だし,1970年代から80年代の学生当時の青春の歌になつかしさを覚え,はたまた,子どもたちの影響か,「恋するフォーチュンクッキー」も飛び出し,歌に世代の壁がないことを改めて実感した楽しい夜となりました。

 一夜明け,山の凛とした空気と朝風呂で前夜の疲れを癒し,そして何を食べてよいか迷うほど豊富な朝ごはんで腹ごしらえをした後は,近くのウイスキー会社の工場へ。「マッサン」の放映前でしたが,モデルとなった会社だけに,PRの気合いも十分。40年以上前に工場ができて以来,今も発酵が続いているお酒もあるとか…。試飲コーナーでも出来たてのお酒を堪能してしまいました。

そして,旅のフィナーレは市内に戻って名物「牛タン」。歌って,食べて,飲んでの2日間でしたが,お腹の方はまだまだ行ける‥,杜の都のフィナーレに華やかさを添えてくれました。

こうして楽しかった合宿も終わり,次回の再会を約束し,仙台から帰宅の途についた次第です。

余談ですが,赴任先の福島県まで高速バスの車中にいる私には「今,帰宅しました」と東京組からのメール。新幹線の速さ,東北の近さを感じさせてくれた一面でした。みなさんもぜひ,東北復興にお出かけください。

 ところで,この仙台合宿には続きがあります。実は年後に全員が60歳を迎える27期,その際には記念のコンサートをしよう,との壮大な構想が浮上しています。毎年,合宿は行うのは無理だけど,夏の同期会の日に都内の貸しスタジオを借りて,「地道にこつこつ」練習を続けようということでしたが,みなさまよろしかったでしょうか(笑)?

卒業から33年,学生時代の大半を過ごした仲間とこのような形で会うことができる,そして何らかの形で音楽とかかわれるよろこびを改めて感じた2日間,今回参加できなかった方,次回はぜひ!
☆☆

リレー随筆,次は57期の岩崎慧一さんにお渡ししたいと思います。卒業して間もないこの時期,いかがお過ごしでしょうか?

ウイスキー工場での一コマ 
後列: 笹倉  兼子  中  辻井  高橋  渋谷
前列:木村(菅原) 井上(小島) 外波山(石神) 中村(金子) 鈴木(南) 宇都宮(佐藤) 岡崎(古畑)

(2015/5/1)

    


編集部より バトンは岩崎君に渡り、送付された原稿は現役の合宿での行事を題材にした内容でした。楽友会以外の方も見ている本HPでは、誤解を受ける可能性がある不適切な部分がありました。やむを得ず非掲載扱いといたしました。

FEST