リレー随筆コーナー

楽友会の卒業証書「追出状」

 

須藤 武美9期)


昭和39年卒業生への「追出状」

我々9期が楽友会を卒業の時、卒業生全員に「追出状」が授与された。文面は一人一人全く異なるもので、その人の容姿、性格、活動状況等が的確に表現された内容であった。しかも旧仮名遣いで、旧漢字を用いた毛筆仕様(手書き)と非常にユニークなものであった。

卒業生送別会の会場で後輩達が読み上げ、各人に手渡された。当時の3年生であった10期の方々を中心に大変なご苦労があったものと思われ、改めて御礼を申し上げたい。

さて、現在でもこの「追出状」は継続しているものであろうか。もし途絶えているのであれば是非復活してほしい。今年の卒業生のために間に合わせてほしい。

私にとってこの「追出状」は、今でも貴重なお宝であり大切に保管している。(須藤・13/2/7)

    

編集部須藤武美君(9期)から手紙が届いた。過日、「江ノ電」絵はがきの掲載のお知らせと私の「年頭の一枚」を須藤のまねをして絵はがきに印刷して送った。その礼状だった。

そして、今日同封されてきたのが次なる原稿「追出状」だ。よくぞ50年も大事にとって置いてくれたものだ。私ももらったのを覚えているが、度重なる引越しでどこにしまったのか分からなくなっている。

その間に、昨年の秋ごろだった。須藤写真館が楽友会現役時代の4年間に撮影したモノクロの200枚を超す古い写真をデジタル画像ファイルにして送ってくれた。


須藤武美(9期)

 
この大量の歴史的写真をどのように活用しようか考えながら、一枚一枚をサイズをHP用に変更したり、画像のコントラストなどを調整する作業をしていた。「楽友」の古い記事などのページに後々挿入することも頭の片隅において、この程、新コーナー「楽友フォトアーカイブ」を立ち上げ、須藤写真館「フォトヒストリー」を掲載した。

編集部主幹のオザサ(4期)も遠藤琢ちゃん(7期)も昔の楽友達の若々しい姿を見て感動したとメールをくれた。カッパはそれを見て胸の詰まる思いで、須藤に感謝の気持ちで一杯だ。

須藤写真館は昭和50年代から50周年までの写真を整理してくれている最中だという。また、懐かしい写真を皆さんにお届けします。(かっぱ・13/2/9)