Editor's
note 2017/4 |
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寺田 厚(5期),2017/3/25 |
Five
Brothers 60周年:ついに寺田さんのFive
Brothersが60周年の記念ライブを2017年3月25日に帝国ホテル内の東京三田倶楽部において開催しました。3年前に銀座BRBでのライブは周りの人も最後のライブと感じられたかもしれません。酸素ボンベをひきながらのライブでした。編集ノートの2014年6月号にそのレポートがあります。感動的なライブでした。 |
その時、寺田さんに「次は60周年のライブを頑張ってやろう!すぐだよ」と話しました。寺田さんからは、早々と日程通知のメール、そして案内の手紙が届きました。「頑張ってやるぞ!」という知らせでした。Five Brothersは寺田さんをバンドリーダーに結成されたジャズ・クインテットです。ベースの栗原さんは楽友会でした。その名の通り5人の10代の若者が始めたバンドです。Five Brothers「還暦記念」となります。無事に開くことが出来ました。何も言うことはありません。嬉しい日でした。 3年前は薬剤の影響で顔がむくんで見えましたが、今は顔元も締って見た目には元気に見えます。でも、わずかに残っている肺での呼吸は酸素が不足します。酸素の補給は必須です。でも、かめさんは皆さんの前で2曲ドラムスを演奏してくれました。他の曲は後輩の森山さんが代わりを務めました。皆さん、カメさんとは寺田さんのあだ名です。昔、わたしに「お前カッパ、俺カメ」と言って笑っていました。
その昔は:毎年、友人たちを集めてライブを開催し、10年、10年の節目の年にはホテルの大宴会場でジャズ・パーティを開催してきました。銀座の岡部画廊でよく練習をやったものです。90年代は月々に永代橋のレストランでライブを行いました。あの頃は全盛時代でした。まだ、働いている現役の頃です。 ジャズに浸りっきりだった寺田さんがOSFで歌い出したのにはびっくりしました。もともと人が面倒がる世話役を買って出てくれる人で、カメラマンやビデオの業者を手配してくれて、ビデオや写真ファイルを私のところに送ってくれました。それらを使ってOSFの最初のファミリーコンサートのページを作成したのです。 「岡田先生を囲む会」の写真やレポートも寺田さんが送ってくれました。「田園都市線沿線の会」の世話人も寺田さんです。ところが間もなく大病を患い、手術後には外出禁止となりました。無菌状態になった身体で人込みに出て感染するといけないからです。それでも、2度も感染による肺炎を起こしてしまいました。そんな状態であったにもかかわらず、ステロイド剤を服用しながらでも、2014年のライブを開催したのでした。 60年続いたバンドなんて余所にはありません。ひとえに寺田さんの人柄の為せる業です。 大勢の楽友たち:が集いました。楽友会の先輩後輩たちが寺田さんの姿を見に、Five Brothersの演奏を聴きに集まってきました。3年振りです。みんな待っていたのです。一番若い河合潤子は32期です。お父さんの岸野さんが寺田さんと旧友です。Jazz Vocalを一生懸命に習ってます。1曲歌わされました。
Four Brothersってご存知?:1940年代に名を挙げた進歩的なバンドにWoody Herman楽団があります。1947年の名演奏で語り草になっている曲が”Four Brothers”であります。サックス4本のソロをフィーチャーしたモダーンジャズです。その4人とは、Stan Getz, Zoot Sims, Herbie Steward, Serge Chaloffであります。そこで、この4人を「The Four Brothers」と呼ぶようになりました。70年代終わり頃にManhattanTransferが歌い、われわれをびっくりさせました。 おそらくは、このFour Brothersを捩ってFive Brothersと自分たちのバンド名を付けたに違いありません。この曲を聴きたい方は、 ⇒ Four Brothers (2017/4/7・かっぱ)
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おまけ:潤ちゃんが「肝心な人の写真が出てない」と言って、この写真を添付してきました。「舟山写真館の隣りにいる」と言ったのだが、折角送ってくれたので、「はい、かっぱも歌わされました」 白石の兄さんが”When Sunny Gets Blue”を歌えと、いきなり呼び出し、しかも私が普段歌う私用の譜面じゃない市販のを配ってしまったので、コーダが全く違うのです。お蔭でピアノ伴奏とバラバラ、尻切れトンボでした。 1958年、慶應義塾創立100周年記念コンサートが、出来たばかりの記念館でありました。寺田さんはKLMSの一番高いところで叩いていました。楽友会は「第9」に参加しました。古いことを思い出しました。 |
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