元に戻らないところがものすごく面白いので、主幹に『おもしろい』ってみんなが言ったでしょう?と聞くと、そんなこと言った者は一人もいないのだそうです。
すげえ面白いのになぁ。
そんなわけで、今後は「編集長」のかわりに「主幹」と呼んでください。
●2月3日は福澤先生のご命日でした。先生のお墓は麻布善福寺の境内にありますが、私たちが子供の頃は天現寺から目黒通りを渡った上大崎の浄土宗本願寺内の常光寺のお墓まで歩いてお参りに行きました。ものすごい量のお花や線香の煙の中でお参りして来たものでした。お墓参りに行くと落第をしないと言われたものですが、それはウソです。善福寺には1977年に移されたのです。
善福寺の麻布弘海住職は若い頃、普通部の漢文の先生でした。教室にはバットを持って現れました。なぜなら、野球部の部長をされていたからです。そのバットで机をゴンゴンと叩いて動き回るのです。手を出していると危なくてしようがありません。おまけにうるさいと廊下で立たされたものです。
「唐の高祖の始め、佞臣を去らんと請う者あり」なんて難しい漢文を習いました。
その普通部では楽友会の卒業生、鈴木淑博君が国語の先生をしています。彼は生徒を立たせるのでしょうかねぇ。3年前に卒業50年の同期会を日吉の普通部で開催しました。鈴木君には何だかんだと世話になりました。
●今夜はジャズ・コーラスのOZ
SONS一家で「ヤング@ハート(Young at Heart)」という映画を見てきました。マサチューセッツ州ノーザンプトンに実在する爺さん婆さん20名ほどのロックンロール・コーラス隊のドキュメンタリー映画です。平均年齢が80歳とか。その年寄りがロックンロールを唄うのです。なんとも・・・言葉になりません。涙がこぼれました。年1回のコンサートのために練習をする風景が描かれますが、コンサートを目の前にして二人のお年寄りが病気で亡くなっていきます。歌うこと=生きることを教えてくれる映画でした。
ビデオクリップをお見せします。
FOREVER
YOUNG
私は高校生の頃からジャズ・コーラスがやりたくて、楽友会の仲間とトリオやカルテットさらにクインテットまでやっていました。岡忠さんはいつも嬉しそうな顔をして聴いてくれたものです。一方ではRequiemを唄い、一方ではジャズのテンションハーモニーやオフビートで遊んでいました。
それがダークダックスやスリー・グレイセスの育ての親、小島正雄氏の息子に誘われて10何年か前からジャズ・コーラスを再開しました。そのグループの名前がオージーサンズというのです。10年後に、ヤング@ハートを地で行くコーラスになりたいものです。(わかやま・
2月7日)