記念資料集Archive)

「歴代幹事長語録」覚書

HP「楽友」主幹 小笹 和彦

@第1回発表会と今後の方針について(抜粋)
伴  有雄
A巻頭言
伴  有雄
B巻頭言
楠田 久泰
C巻頭の言葉
小林 利雄
D新年度の出発にあたって
斎藤成八郎
E新入生の皆さんに一言(抄)
中谷  豪
F第10回定期演奏会に際して
佐野 康夫
G新入生の皆さんへ
中村  脩
H一言ゴアイサツ申し上げます
室伏 尭夫
I第2期に入った楽友会
室伏 尭夫

● 以上10篇の「語録」をもって、残念ながらこの特集を一旦閉じる。これ等が「岡田文庫」と太田武君(11期)から提供を受けた会誌「楽友」と大学楽友会の「伝言板」に載ったすべてであり、これ以外の資料が現時点では見つからないからである。

● 原資料から転載するにあたっては、できるだけ原文に忠実であることを旨とした。しかし原文中の誤字、当て字、難解・難読語はできるだけ平易に翻案し、理解に苦しむロジックや特定行事の説明文、あるいは印刷かすれ等による解読不能部分は適宜省略もしくは、編者の判断で更訂させていただいた。とはいえ用字・用語はできるだけ原文を尊重したつもりである。4期の小林君までは「…でしょう」が「・・・でせう」と記述されているのが面白い「でせう」。

● 期によっては欠落があるが、それは幹事長がいなかったというわけではなく、当人の個性的判断で寄稿されなかったものと思料した。

● それにしても残念なのは、ここに記した10期・室伏君以降の幹事長名とその時代の会の消息が公式記録ではまったく不明なことである。年代にして45年間のブランクである。「クロニクル」の「『楽友』の消長」欄に記したとおり、「楽友」の現物は41号(81年4月)までの32冊しかない。しかも24号以降の何れにも、上記各「語録」に相当する記事は1編も掲載されていない。それで、その間の楽友会の運営責任者が何を考え、どういうスタンスで楽友会を動かしてきたのかが分からないまま、今日に至っている。

● しかし幸いなことに、それでも楽友会は存続し、今も第55代幹事諸公が活躍しておられる事実がある。今からでも遅くはない。ぜひ現在の運営方針なり、将来への抱負なりを現役の仲間たちだけにではなく、OB/OGの諸君にもお明かしいただき、後輩たちへの記録としても、公表することをお願いしたい。

それは、楽友会員なら誰しもが関わらざるを得ない問題の一端であり、「楽友会」という伝統的共同体の一員に連なる者の責務といえる。塾生・塾員共に喜びも悲しみも、苦しみも楽しみも共にして、意義ある歴史を築いていこうではないか。(09年4月16日)


次の稿
FEST